キャリアセレブな生き方を目指して

キャリアコンサルタント、ダイバシティコンサルタント植田寿乃の充実した仕事とバランスよい人生を目指しつつ、感じること、思うこと

知らぬ間に広がる企業内女性格差

今日の「女性と組織の活性化研究会」のテーマは、

★知らぬ間に広がる企業内女性格差★

ダイバシティー、女性の活躍推進が多くの企業で取り組まれている中、
「輝き成長していこうとする女性たち」「今に停滞して漂流している女性たち」の差がいたるところで、顕著になってきたように思います。

1 世代格差
私がニューキャリア、オールドキャリアと言っている2000年以降に入社したした人と、それ以前から働いている人たちでは、「キャリア」や「自立」の意識が大きく違います。今は大学3年生くらいで、しっかりとしたキャリア教育がされています。どういう人生を歩むのか、どのように働くか、いつまでに結婚、出産をしたら働く上でいいのか・・・。もしかしたら20代の人たちのほうが真剣に考えているようです。バブル崩壊から10年、35歳以上の女性たちは、どこかでシンデレラストーリーをまだ信じているような他力本願、どうにかなるさとい裏付けの無い楽観主義で、刹那的に今をいきている人も多いようです。

2 職種格差
「総合職=男性と同じ仕事内容を期待される人達」と、「一般職=アシスタント的なルーチンワーク」という採用がなくなりつつある中、その区分で「一般職」で入り、同じ職場で同じ仕事で長年「塩漬け」状態になった女性たち。シーラカンス集団や、お局集団となり、職種転換もままならぬ、お荷物的扱いになっている会社が結構あるようです。また、職種転換の難しさ、ここで失敗している会社もたくさんあります。職種格差は、あたかも士農工商のような身分格差的、差別や対立の構造にまで進んでいく場合もあります。

3 職場内格差
専門職、営業部門、本社部門、工場と、いろいろな部門で女性活躍推進の差が出ています。
でもここで一番注目すべきは、上司(つまり男性管理職)による格差です。男尊女卑に凝り固まった管理職がいる部門では、いっこうに女性活躍推進は進みません。
「うちの女性たちは、楽しそうにやっているから、今のままでいいんだよ?」
女性部下たちの眠っている可能性を引き出せなければ、活躍推進をしていないということです。

5 個人の人生状況格差
独身、既婚、子育て中とそれぞれの人生状況による格差は明確です。
特に35歳以上で独身の女性たちは、子育てをしながら仕事も頑張るワーキングマザーに対して、応援するのではなく、逆に冷たい視線を送っているようです。
「彼女が時短を取るから、そのとばっちりが私に振られてばかり?」
「会社は産休、育休、時短と子供を産んだ女性ばかりを優遇。私たちのように独身で仕事を頑張っている女性に対して、何もしてくれない」
「私はプライベートを犠牲にして仕事にかけてきたのに、彼女たちは甘い。仕事も家庭もなんてずるい」
このような発言は残念ながら、幸せそうな家庭を持つ女性への嫉妬心の現れかもしれません。

私たち女性はは「共鳴する」のが得意なはずです。男性のように、比べたり、競ったり、縄張り争いをするようなことは、やめたいですね。この格差は、私たち女性自身がちぢめていかなくてはなりません。女性格差がどんどん、なくなることを私は祈っています。

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女性を活かす男性管理職研修

「女性を活かす男性管理職研修」

昨年、このテーマの研修に取り組み、苦い思い出があります。

管理職の男性達に響かなかった、気づきをもたらせなかった。
どうして、メッセージが届かなかったのか・・・。

今回のリクエストも、ほぼ同じ内容です。1月4日に富山の会社でダイバシティの担当という女性管理職の方からお電話をいただきました。地方都市も取り組んでいる、女性活性化推進の流れに喜びつつも、昨年の無関心、無反応だった男性管理職達の顔が浮かびました。
対象者も30代~50代の管理職男性ということで、ほぼ同じです。業績が順調に伸びている老舗の会社。組織風土は、もちろん男性が主体のオールドキャリア的風土のようです。

社長自らも参加しての研修は、5人組みのテーブルにあえて女性を1名ずつ入っていただきました。★女性を活かせない管理職は男性も活かせない
講演パートから始まって、自分自身を見つめる、「心のエンジン」「EQ」「7つのリーダーシップ」を終えた段階で、自分自身の気づきを共有する時間。皆さん多くのことを気づき、自分を変えていこうとおっしゃっている発言に嬉しくなりました。

そして、最後のパートは、現場の女性たちからの生のアンケートの声と、今日1日の研修を踏まえて、
3年後の理想の会社の姿をグループで考えて、絵にします。そして、そのために明日から出来ることの行動宣言をするというもの。

素敵な絵と、素敵な宣言を私は見届けました。
3年後、この会社が絵に描いた姿を実現することを見守っていきたいと思います!

そして、帰りの飛行機に乗りながら、昨年、なぜ、同じ研修がうまくいかなかったのか気がつきました。カリキュラムは、それほど変わっていません。なぜなのか?
それは、私自身のせいだったのです。

私の心の状態でした。

女性を活かすという男性管理職というテーマの中に、男性を変えなくてはという気負いがあったのだと思います。今回は、私にそんな気負いはありませんでした。

他人を変えることはできません。ひとは自分で気づいたときにしか変わらない。
そう、バリから帰ってからの私は、自然体で気負うことが少なくなったのかもしれません。
この自然体を続けていきたいなと思います。

ピンチヒッター

植田道場というのを2年前にやっていました。
私のセミナーのカリキュラムをベースにした、講師の育成です。1年間月に3回くらいの体験型の同情を免許皆伝、卒業した女性メンバーは3人です。彼女たちは、それぞれに昨年から、講師としてカウンセラーとして活躍しています。とはいうものの、彼女たちのコースを私がオブザーぶする機会は、ほとんどありません。

そんな中、私のアシスタントとしても長く、私のコンテンツを知り尽くしている、佐藤さんに、急なピンチヒッターで、私のコースを半分やってもらうことになりました。

ゴールデンウィークをあけてからというもの、私はほとんど毎日のように研修か講演をしています。1日7時間平均で話し続ける日の連続、しかもそれが週6日間。信じられないほど、喉を酷使しています。だからこそ、マイクは必須です。
しかしながら、研修担当者が変わったクライアントの研修で、今回はマイクの準備がなく、しかも隣の教室の声は漏れるし、2日間の研修で張り上げ続けた私の声はしゃがれ、このまま喉を使えば潰れそうです。姫路からの新幹線に乗りながら、佐藤さんに

「明日のセミナーの4時間、半分を助けて!」
というメールをうちました。さぞや、彼女は焦ったことでしょう。

今日、どうにか前半1時間半をやって、後半彼女に渡せたときに、どんなにほっとしたか・・・。
アシスタントの席から、初めて彼女のコースを見ました。とっても緊張しているようです。
「師匠の前でやるので」と連発します。彼女の緊張の元は私なのです。
私も幾度となく、大緊張な場面で研修をしたことを思い出します。
彼女にとって、私の前でやるをクリアすれば、きっとどんな場面でもやれるでしょう。

私とは違う、彼女らしいコースを見ていて嬉しくなりました。
そして、まるで母親のような気持になって、時間配分は大丈夫だろうか、なんて心配になりました。
やり遂げた彼女は、いろいろ気になることがあったようです。
でも、何より大きい私の前でやるというプレッシャーを、跳ね除けながらコースをやり遂げたこと。
これで、彼女は、本当の意味で私を卒業しました。

師匠と弟子という関係ではなく、対等な講師パートナーという意識でいきましょう。

ロールモデルとして輝いて

公開セミナーがきっかけで知り合った、とても素敵な女性管理職。
彼女は50代の女性です。女性としての生き方も仕事の仕方も本当に尊敬できる素敵な人。
女性が活躍するには、とっても大変な時代を、苦労しながらもそれを見せずに頑張ってきた方です。

その彼女が4月から、ついに執行役員になりました。
ほんとうに嬉しくなりました。そして、彼女を前にも増して応援していきたいと思いました。

その彼女が一言

「先生、部長と役員ではまったく違う。ここはまだオールドボーイズの世界がありました。」

そうなんだ、彼女にしてもまだそれを感じる世界がある。
私は彼女がきらきら輝くことを見届ける!

そうです、ダイバシティはまだまだ、これから。
日本の会社の経営陣の30%が女性になるまで、このライフワークを続けよう。そんな気持ちになりました。